施工事例

Works

住宅に囲まれた北側道路のゼロエネ×パッシブデザインハウス

~日当りの不安を解消した家~

かつて奥さまのおばあさまが住んでいた土地に、新しく家を建てることになったYさん。
おばあさまが守ってきた大切な土地ですが、周囲にはぐるりと家が建ち並び、暗くて寒い家になっていたことが心配材料でもありました。
そんななか出会ったのが、“パッシブデザイン”の家。
課題のある土地で、日当たりを確保することを最優先に考えていたYさんにとっては救世主のような存在でした。

周りの家も含めて視察してデータを取り、日照や室温の変化をシミュレート。
土地の南側に、家と家の間から光が差し込むラッキーゾーンがあることを見つけ、どこに窓を設ければ一日中光が確保できるかを計算しました。
同時に、高気密・高断熱を叶えるための対策も考えます。
窓が多ければいと逃げる量とを緻密に計算して、快適に過ごせる家になるよう調整します。
結果として吹き抜けを設けることと断熱カーテンの使用が決定しました。
断熱・遮熱性の担保と聞くと、三重ガラスの窓をイメージしがちです。
しかし三重ガラスだと窓から入ってくる熱の量も減ってしまいます…
しこで、特殊な構造で保温性を高め、窓の断熱・遮熱効果を上げる「ハニカムスクリーン」を使用することになりました。
「一日中家にいても、室温が一定に保たれていてびっくり。風通りもいいので、エアコンはほとんど使いません」とご主人は話してくれました。

パッシブデザインの家で、日当たりバツグンの家を手に入れたYさん。
「ほとんどリビングで過ごすようになって、自分たちでも驚いています。居心地がいいんですよ」と微笑むご夫婦の表情が、その満足度の高さを語っていました。