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夏至(昨日)に考えるパッシブデザインの話☆

こんにちはm(__)m

昨日書きたいことがあると言いつつ…

途中で切り上げた、昨日のブログのある種、続きです(^^;)

 

書きたかったと言ったら、少し大げさなのですが…(^^;)

昨日は今年、2020年に一度しか無い日…

夏至でした!!

それだけ?!

と言われたら…

それまでなのですが…

そこは寛大な目で見て頂けると幸いです(^^;)

 

さてさて!

夏至と言えば、一年の中で一番昼の時間が長い=一番お日様が居る時間が長い日です♪

そして、その理由として挙げられるのが、一年で最も高い軌道でお日様が移動する=最も太陽高度が高い日ということですね(^^)

 

家を設計するにあたって、夏の日差しを遮れているか検討すると思います(^^)

そのために、最も太陽高度が高いこの日(夏至)をサンプリングして、計画している庇の出寸法が適切かどうか検討することもあるかと思います♪

要は、夏は暑い=太陽区度が高い。

太陽高度が高い=夏至。

だから、夏の日差しは夏至で検討すればOK!!

みたいな(^^)

 

しかし…

本当にそれでいいのでしょうか??

 

え??

違うの?!

ですが…

 

私と家の話をしたことがある方はもう何を言おうとしているか気づいたと思いますが…

本当に6月21日の日差しで検討して正しいの??です(^^;)

今日、そこまで晴れた~!!というほどでもなかったかもしれませんが…

暑かったですか??

 

そりゃぁ、暑いと言えば暑いけど…

真夏に比べりゃぁ…

涼しいよ(・・;)

 

ではないですか??

 

そこです!!

もう一度言います!!

本当に6月21日の日差しで検討して正しいの??

です(^^;)

 

いつも、家づくりの話を聞きにくれた方々に言っていることですが…

本当に暑いのっていつ??

と聞くと…

多いのは、梅雨明けから8月いっぱい?9月頭まで??

なんて答えてくれます(^^)

 

改めて考えてみてください…

昨日が一年で最も太陽高度が高いということは?

今日からは、秋に向けて徐々に太陽高度は低くなっていきますよね??

 

じゃぁ…

6月21日に日差しをギリギリ遮れているとしても…

本当に暑いと思っている時期には、太陽高度が落ちて室内に日差しが入ってきますよね??

ちなみに、プラン作成時の日照シミュレーションですが、これは6月20日の12時↓

当然ながら、入っていません(^^)

そして、8月20日の12時↓

窓の所をよく見てください!!

入っていますよね(・・;)

これは夏至の日にギリギリの軒の出にしていなくてもこれだけ入る!

高断熱&高気密住宅で、これを侮ると…

暮らしだしたら、思ったよりも暑い…

冷房もなかなか効かない…

という訳です(-_-;)

 

だから、絶対暑くなるの間違いなし!!なんです(^^;)

 

しかも!!

6月21日で検討するにしても、問題は何時で検討した??です(・・;)

たぶん、普通は12時とか13時頃だと思います…

お日様って…

日の出とともに真上に居ますか??

違いますよね??

徐々に上に上がって行き、お昼頃に真上に行って、その後少しずつ降りてきますよね??

 

てことは…

真上の時には日陰を作れても…

それ以外の時間全ては…

横や斜めから陽が届くということ…

軒の出が真上の時にOKでも…

それ以外は入ってるやん!!

ってことに(^^;)

参考までに、8月20日のシミュレーションを一部貼りますね♪

8時:朝からめっちゃ入ってる…

10時:もっと入った…

12時:減った!

この後は、午前中の逆方向に同じように入ってきます…

お盆明けにこんなに陽が入ったら…

絶対暑いですよね(-_-;)

 

だから、夏至のお昼の検討は…

悲しくも…

無意味な検討…(-_-;)

 

これでは住まいの夏対策できていると言えないですね(・・;)

じゃぁどうするの?!

ですが(^^;)

 

高性能サッシで、日射熱を遮ってくれるガラスだから問題ない!!

なんて話もあるかもしれません♪

しかし…

それはでは不十分です…(-_-;)

 

なんで?!と思ったら、どこかでそのサッシ(窓)(ガラス)が日射熱をどれくらいカットしてくれるか聞いてみてください(^^;)

もし、それが8割以上カットできていたら合格ラインだと思います(^^)

 

もし、合格ラインだったとしても…

夏は良いとして…

冬は??

せっかく日当たりのいい設計にしてもらって、明るくて暖かい部屋になるはずなのに…

カットされすぎて、冬は損してるじゃん!!

ってことに(;’∀’)

 

せっかく日当たりのいい設計にしてもらったのであれば、お日様のぽかぽかを感じたいですよね…(-_-;)

その表裏一体の難題を解消するために、パッシブデザインが強い味方になってくれるという訳です♪

だからパッシブデザインは注目されているんですね(^^)

 

でも、表裏一体…

絶対、簡単ではないですよね(-_-;)

敷地の大きさや形状、完全南向きなのか?などの方位の影響は大きいし、そこで暮らす家族のライフスタイルも重要になってきます…

昨日も書きましたが、どんな高性能な住まいでも、暮らし方を間違えると…

「思っていたよりも暑い…寒い…」

という結果にもなりかねません…

パッシブデザインは優れもの半面…

なんせ、複雑でしかも、ケースバイケースで難しい…(-_-;)

だから、豊富な知識と経験や、綿密な計画&シミュレーション&ヒアリングがとっても重要!

なんです(^^;)

 

そう言えば…

そんな風に言っているのに…

さっきの日照シミュレーションの家…

お盆明けにめっちゃ日差し入ってるじゃん!!

そもそも冬は?!

なんて思った方も居るかもしれませんが…(^^;)

 

勿論、それらは全て対策済みでご提案済です(^^)

しかし…

それは、企業秘密!!

 

っていうのはウソで(^^;)

ただでさえ長くなったので、気になる方は直接お応えしますので、その機会に(^^;)